7月24日 青根温泉−米沢(本日の走行距離100km、累積走行距離847km)

今晩泊まっているのはここ


昨晩は結局暖房を入れっぱなしで寝ました。掛け布団も2枚です。我が家ではこんなことは真冬でもしたことがありません。今朝、帳場へ行ったら石油ストーブがついていました。後で知ったのですが、青根温泉・不忘閣では「1泊4食で1万円」というパックがあるそうです。「昼にチェックインして昼食、そして夕食、翌日の朝食、チェックアウトは12時で昼食も付いて1万円」というパックだそうです。我々は普通に1泊予約したのでチェックアウトは午前10時でしたが、どうりで10時を回ってもフラフラ、ウロチョロしている客が居たわけです。女将に聞いたら食事もそう大して変わらないとか。うーーん、次回もし来る時はパックにしましょう。

今日は一路、米沢へ。今日もまた大した距離ではありません。蔵王エコーラインで山形側へ戻ります。しかし天候は最悪!霧が掛かり周囲の景色は殆ど見ることが出来ません。ただ、コマクサ平に到着したときだけ霧も切れたので展望台まで行ってみました。眼下には滝と雪渓が見え、辺りにはコマクサの群落がちらほらと。

(左)柵の下から思いっきり手を伸ばして撮影しました。(右)本当は柵を越えてはいけないのですが、柵の切れ間があったのでそこをすり抜けて接写してみました。

ちょうど昼時、丹野こんにゃく番所というところに立ち寄りました。今日の昼飯はコンニャク尽くしの懐石料理になりました。

お通し、煮物、酢の物、盛り合わせ、さしみこんにゃく、もつ煮込み風、吸い物、揚げ物、蒸し物、こんにゃくそば、と続きます。

高畠という場所で道の駅に寄ったら、道の反対側に三重塔が見えました。なんだか趣のある塔なので行ってみることにしました。安久津八幡神社というものがあり、その三重塔でした。

ここまで来たら神社本殿へも足を伸ばしてみました。現在の社殿は1743年に焼失したものを1765年に再建したとのことで、結構古い建物のようです。

すぐ近くには高畠町郷土資料館というものもありました。高畠町にある日向洞窟などから出土した縄文時代の石器・土器から安久津八幡神社の関連資料、昔の農具、昭和49年に廃線となった高畠線関連資料等々の歴史・文化・民族資料が展示されていました。職員が2人いましたが、はじめ資料館の電気は消えていて、我々が訪れたので館内の電気を点けてくれました。ここのところ数日見学者がいなかったようですからしょうがないですね。(^^;) 記帳した名簿では最後は20日になっていました。

米沢到着は16時半過ぎ。またまた駅に行ってみました。ここでも駅は学生ばかり。ここへ来る途中で集団下校する小学生達を見ました。山形はまだ夏休みに入っていないようです。

米沢へ来たのなら、やはり肉を食わなくちゃね!ということで、ミートピアというステーキハウスにやって来ました。ここは扇屋という肉屋が、その2階でやっている店です。写真は特選・牛刺しです。これが美味いんです!口の中でとろけていきます。ただの牛刺しではありません。「特選」です。うーーん、肉って甘いんですね!

両方とも200gのステーキです。普通の米沢牛と特選・米沢牛があったので、食べ比べるため両方を注文してみました。左が特選・米沢牛、右が米沢牛です。普通の米沢牛だって十分美味しいのですが、しかし特選は別格です。食べ比べて初めて分かります。ジューシーで、口の中でとろけて、甘くて・・、うまく表現できませんが、とにかく美味いんですっ!いやぁーー、満足満足!

<女房から一言>

朝起きたらかなりの雨。今日は蔵王エコーラインを楽しいドライブ・・のつもりだったのに。。。朝食の後、旅館の敷地内に建っている「青根御殿」を案内してもらいました。代々の伊達藩のお殿様が湯治に来たときに、ここに泊まったんだそうです。残念なことに火事で焼けてしまい、現在の建物は昭和7年に復元したものだとか。伊達家ゆかりの品が無造作に展示してありました。狩野探幽筆の掛け軸なんていうのもありましたが、本物だったらもっとちゃんと管理しないといけないんじゃないのかなぁ。

米沢への途中立ち寄った「高畠町郷土資料館」は、予想以上に充実した内容でした。地味だけど、展示物一つ一つに丁寧な説明文が添えてあり、これで入館料100円はエライ!です。去年北海道で見た見かけ倒しの大仰な箱物とは大違いだわん。