<恒例>毎日更新・現在進行形旅行記

2泊3日の東北旅行に来ています。

今月2度目の東北です。

<5月20日(土曜日)>

今月2回目の東北です。昨年秋、同じコースを回る予定でしたが、直前になって愚妻が膝の半月板を損傷したためキャンセルしたのでした。

で、今晩は天童に来ています。磐越道との分岐地点までは2週間前に通った同じルートでしたが、さすがに今回はGWと違って順調そのもの。渋滞など全くなくサクサクと来られました。

(左)仙台宮城で東北道を降り、R48(作並街道)沿いの「鳳鳴四十八滝」に立ち寄りました。(右)滝のそばにある蕎麦屋で遅い昼飯。天せいろ。盛りが多くてちょっとビックリ!緑色の葉物は「コシアブラ」。初めて食べましたが美味い!

「鳳鳴四十八滝」から直ぐ近く、同じ作並街道沿いにある「ニッカウヰスキー・宮城峡蒸留所」に立ち寄りました。1969年に作られた蒸留所だそうで、「余市」とは違いモダンな造りです。

(左)30分ほどの見学コースがありますが、その最後にウイスキーの試飲もあるため、運転者はこんなカードを首から掛けさせられます。(右)無料の試飲コーナーもありますが、これは有料の試飲コーナー。

天童に着き、ホテルにチェックインしたあと「腰掛庵」に出掛けました。場所は出羽桜美術館のすぐ近くですが、非常に見付けづらい処にあります。

(左)店の入り口はこんな感じ。暖簾には「あがらっしゃい かけらっしゃい」とあります。(右)あがって食べることも出来ます。座敷はこんな感じ。

(左)ワンコインセット。「わらびもち」と「醸まん」で500円のセットです。(右)「醸まん」が美味い!

(左)「だだ絞り」を追加で食べちゃいました!


<5月21日(日曜日)>

天童では朝、ホテルをチェックアウトした後、高校時代の同級生が婿入りした中古車販売店を急襲。一昨年の同窓会以来の邂逅でしたが、事前に行くとも何とも言っていなかったので驚いただろうなぁ。でも1時間近くもお付き合い願いサンクス!>M

次ぎに今度は愚妻のmixi仲間が今日田植えをしているという西川町の酒造資料館ちかくの田圃を訪問。これまた事前に行くとも何とも言っていなかったので驚いたでしょうね。(^^;) この米を収穫して日本酒を造るそうです。

酒造資料館も見学。

西川から山形上山までは山形道(高速)、山形上山からは県道12号で蔵王猿倉・坊平高原を経由して一路「蔵王のお釜」まで。ドッピーカンの天気でお釜の底までハッキリ見えました。でも風が強くて寒い!手が凍えます。最後には手だけじゃなく頭までズキズキと痛くなる始末。冷たい強風に長時間さらされたせい?それとも軽い高山病?どちらしにろ参りました。

峩々温泉に辿り着いたのは16時を回った頃。渓谷沿いの一軒宿です。川面がキラキラ輝いてキレイでした。

さっそく浴場を探検に。これは立ち寄り客には公開していない内湯。窓の外は渓谷です。湯船の右端に座ると渓谷に架かる橋が良く見えます。

一風呂浴びて、日没までには40分以上もあろうかというまだまだ明るい18時に夕食でした。部屋に置いてある「ごあんない」を見たら、『夜9時に夜警が回ります。拍子木の音と共に館内が暗くなります。火元にご注意の上おやすみ下さい。』という一文が。2週間前の赤滝鉱泉の悪夢(?)が脳裏をよぎりましたが、でもそこはちゃんとした温泉宿。24時間いつでも2ヶ所の内湯と2ヶ所の露天風呂が使えるということで安心しました。

ところで明日の朝食は8時から。夕食が18時で朝食が8時なんてずいぶん時間が空いていて、夜中に腹が減るんじゃないかと心配ですが、でも21時に寝れば大丈夫なんでしょうね。(^^;)


<5月22日(月曜日)>

峩々温泉を後にして、青根温泉、遠刈田温泉経由で県道51号沿いにある長老湖(ダム湖)にやってきました。

八重桜が満開でした。吊り橋があるというので行ってみることにしました。

吊り橋までの900m、林の中を進みながら見つけた路傍の花たち。ふと気がつくとずっと下っています。ってことは帰りの900mは全部登りってこと・・。

(左)これがその吊り橋、「やまびこ吊り橋」。全長120m、幅員2mです。(右)眼下の流れ。写真では分かりづらいですが結構高さがあります。

吊り橋の中央部分はこんな感じになっていて下が透けています。お尻がモゾモゾします。

これが「やまびこ吊り橋」から望む不忘山。帰宅してから検索したらこんなページを発見!紅葉の絶景ポイントだな、こりゃ。


<エピローグ>

18時半に無事帰着しました。2泊3日、総走行距離950km。「蔵王のお釜」を見ることも出来たし、峩々温泉にも行くとこが出来たし、「やまびこ吊り橋から望む不忘山」という意外な絶景ポイント(紅葉の季節が良いらしい)も体験出来たし、まぁそこそこ満足のいく旅でした。

それにしても峩々温泉は凄かった!何が凄かったって、山の中の辺鄙な一軒宿に、日曜の晩だというのに40名を越す宿泊客です。予約もなかなかとれないほどだとも聞きます。

「何もない」ことを売りにするだけでなく、宴会・団体・カラオケ・麻雀を禁止したり、月刊誌と巧くタイアップしたり、WEBを活用したりして経済的中間層以上の温泉ファンを惹きつけることに成功しているようです。繰り返しますが、山の中の辺鄙な一軒宿に、日曜の晩だというのに40名を越える宿泊客なのです。2人で1泊2食すると30k〜40kするにもかかわらずです。峩々温泉はブランディングに成功しているようにみえました。