9月20日(土曜日) 標津−野付半島−標茶−津別峠−津別

本日の走行距離:190km、累積走行距離:2,051km。

今日泊まっているのは「奥屈斜路温泉・森つべつ」


標津の朝は曇り。
トドワラもナラワラも何回も見てるけど、ここまで来て、野付半島を目の前にして素通りするってのもねぇ。

初めて馬車に乗ってみようかと思ったけど、団体さんがゴチャゴチャいて、しかも皆馬車に乗るし・・。
散策は早々に諦めてネイチャーセンターで標津羊羹と別海ミルクで和んでた。

野付半島から今日の宿「森つべつ」までは約120km。2時間で着いちゃう。
早めに行って「ノンノの森」でも散策しようということになって一路津別へ。
途中、標茶を通過。
思い出した!北見の友人から標茶に「味香園」というトンでもなくステキな湯があるって聞いたっけ。
急遽カーナビに「あじこうえん」を入力。出てきた!GO!

「味香園」に到着したのは11時半。看板。こりゃここで昼メシも食えそう。
駐車場はガラー−んとしてた。やってるのか?休館日だったらどうしよう・・、と心配になったけどやってた。良かった!

噂に違わぬイイ湯だった。これだけ濃いモール温泉なんて初めてだ。
たまたま一緒になった地元のオジサンにいろいろ話を聞いた。飲める(飲んで良い)とのこと。
アトピーなど一発で治っちゃうのだとか。彼の孫はアトピーだったけどこの湯に浸かったら一発で治ったとか。

オジサンは20リットル入りのポリタンクを持ってきていた。
家での毎日の風呂に4リットル混ぜて使っているって言ってた。湯上がりが全然違うらしい。
また米を炊くときにこの温泉の湯と水を半々にして炊くとこれがまた美味いらしい。
まぁ、とにかく物凄く力強い、しっかりとした湯で、「道東一」という表示も少しも誇大ではないと思ったね。

ただ残念なのは先代の経営者が亡くなってからは宿泊も食堂もやめてしまったということ。
これだけの湯があって、こんこんと湧き出ていて、それがずっと掛け流しされているのだから、もしちゃんとした設備投資をすれば千客万来になるだろうなぁと思うのだ。

さてあとは一路「森つべつ」へ。
途中、今回の旅で初めての駅舎訪問。釧網本線・磯分内(いそぶんない)駅。一日、上下8本という無人駅だ。
イソブンナイとは、アイヌ語の「イソポ・ウン・ナイ(うさぎのいる川)」に由来するらしい。
やっぱローカル線の無人駅はいいねぇ〜。

だんだん宿が近づいてきた。津別峠到着は14時半。
明日の朝、雲海ツアーでここへ来るけど、でも昼の姿も見ておかないとね!
ちょっとモヤッてて残念。明日は出るかな、雲海。

「森つべつ」到着はJUST15時。
チェックインして「ノンノの森」へ出掛けてみた。
もちろんこの時期クリンソウなど咲いているはずもなく、咲いてるのはトリカブトぐらい。
でも苔やキノコはたくさん。
腐った倒木にびっしり生えてる苔やキノコって世代交代、力強い新世代を感じられ好きなんだよね。

さてこのホテルではWiFiが使えるのはロビーだけ。
部屋ではネットが使えない。auなど圏外だ。部屋には時計もない。
こんなロビーでこれを書いてるのだw

今日の移動ルート。走行距離190km。

A.標津温泉・ホテル楠
B.野付半島ネイチャーセンター
C.標茶温泉・味幸園
D.奥屈斜路温泉・森つべつ

<女房から一言>

なんだかちょっと疲れが溜まってきたのかな、運転してて眠くなります。トシもあるよな〜、確実に。
さて今日はお昼に標茶の立ち寄り温泉「味香園(あじこうえん)」。今はお風呂だけの営業だけど、昔は食堂も旅館もやってたそうで、こんな名前。すごくいいお湯でした。
さて明日は早朝雲海ツアー。ホテルのロビーに4時50分集合です。ということで早寝します。