7月23日 銀山温泉−青根温泉(本日の走行距離107km、累積走行距離747km)

今晩泊まっているのはここ


今日は青根温泉へ向かいます。昨日は銀山、今日は青根と、温泉から温泉へ渡り歩くことになります。天気は曇りで涼しいですが、逆に温泉にはもってこいです。

先ずは天童へ。そして天童駅へ。いつの間にか駅に行くのがパターンになってきました。新庄駅ほどではないものの、ここ天童駅もキレイな駅でした。駅ビルにはフィットネスクラブも入っていました。ここ天童も山形新幹線が停まります。下りの新幹線が着くと、たくさんの、如何にも出張或いは営業で来たというサラリーマン達が降りてきました。

出羽桜美術館に立ち寄りました。出羽桜という酒の醸造会社社長が理事長を務める美術館で、李朝磁器を中心に展示しています。

残念ながら私は磁器・陶器の類には興味がないので、専ら建造物などの「空間」を見ていましたがが、それぞれの部屋にさりげなく、でもしっかりとした存在感で置かれている花が印象に残りました。

屋内に蔵があり、それを展示室にしていた空間がとても気に入りました。蔵の重厚さ、そしてその独特の厚みや重み、温度、空気が何とも言えないのです。ここを書斎にしたいなぁ、とマジに思いました。

その後、分館である「斎藤真一心の美術館」にも立ち寄りましたが、ここもまたステキでした。残念ながらパンフレットにも載っている「雪に死す」「レースの女」は展示されていませんでしたが、「二本木の雪」や「白い教会」は展示されていました。個人的には、「人物」よりも「風景」が気に入りました。「白い教会」は特に気に入りました。

午後4時過ぎに青根温泉・不忘閣に到着。気温12度、霧雨。吐く息が白くなります。ここ不忘閣は1528年(享禄元年)に開湯されたそうで、江戸時代には伊達藩が利用したとのことです。ちなみに現当主は二十代目だそうです。写真は午後4時と午後9時の様子です。

館内には細くて狭くて暗い廊下がクネクネと走っています。こんな廊下を右に折れたり左に折れたりしながら湯に向かいます。

(左)脱衣室。(右)浴室。いかにも秘湯って感じでしょ?

<女房から一言>

ガイドブックで見つけてぶらっと立ち寄った出羽桜美術館は、建物自体もとても重厚で、心落ち着く場所でした。メインの陶磁器はもちろん良かったけれど、面白かったのは急須とお猪口のコレクション。分館もとても素敵でしたが、平日のせいか私たち以外のお客さんはゼロで、とってももったいない気がしました。

ところでうちの愛車のプレッソが、旅行初日からおかしかったのですが、ますます不調。赤信号で止まるとストンとエンストしてしまいます。天童にイエローハットがあったのでみてもらいましたが、エンジンはじめ悪い所は見当たらないので電気系統かもしれない、ディーラーで調べた方がいいと言われてしまいました。幸運にもすぐ近くにマツダのお店があったのでお願いしたところ、吸気の蛇腹(部品名ききそびれた・・)が切れていたのでした。交換用の在庫がないということで、ガムテープでぐるっと巻いて応急処置をしていただいたら、すっかり元気になりました。旅行中こんな遠くで車が不調なんて、すっごーーく不安な気持ちで運転していたのですが、これで一安心。帰ったらさっそく修理に出さなくちゃ。