9月19日 根室−納沙布岬−根室−標津−羅臼(本日の走行距離192km・累積走行距離2,309km)

今晩泊まっているのはここ


朝起きたら外は雨。しかも冷たい雨です。天気予報では今日一日雨だとか。道東の予想最高気温は15度だとも伝えていました。長袖シャツをいつもより一枚多く重ね着し、8時半に出発しました。

9時過ぎに雨の納沙布(ノサップ)岬に到着。平和の塔です。

根室半島を一周するには北回りと南回りがありますが、やって来たのは北回り。20km程の間、対向車は殆どなく、私の前にも後ろにも車などいません。当に無人の荒野を行く感です。納沙布岬でトイレやタバコで一服していた30分程の間、訪れた観光客は2〜3組だけでした。こんな朝早くから雨の降る岬になんて来る酔狂者は少ないようです。

午後2時半だというのに今晩の宿を早々に押さえました。羅臼温泉の「ホテル・峰の湯」です。(左)硫黄泉独特の臭いが充満してます。(右)露天風呂。雨の露天風呂もいいもんです。

今日の走行距離は200km弱。時間にして6時間程度でしたが、その9割以上がオホーツク海から吹きつける5〜6mの風に晒されての雨天走行でした。気温は15度。ムチャクチャ寒いんです。指先が麻痺し、歯がガチガチ言い、体中が痺れてきます。納沙布岬からの戻り、40km程走ったところで道の駅「スワン44ねむろ」を発見!すかさず飛び込みました。雨に濡れたソックスを替え、体が温まるまで30〜40分程休んでいたでしょうか。こういう時の道の駅は本当に助かります。例年、車で来るときには感じなかった有りがたさが身にしみます。

バイクでいると、同じバイク仲間からだけでなく、一般の観光客からも頻繁に声を掛けられます。「スワン44ねむろ」でも地元のオジサンに声を掛けられました。本来なら今日は羅臼(らうす)を抜け宇土呂(うとろ)まで行くつもりだったのでこのことを話すと、『雨の知床峠を通ったって面白くないよ。明日になれば天気は回復するんだから、眺めの良い知床峠を通らなきゃもったいないよ』とのこと。今日中に宇土呂まで抜けていれば、明日は阿寒方面へ行けるのでちょっと迷いました。

道の駅「スワン44ねむろ」を出てからはR243、R244と北上しましたが、50kmも行かない内にまた寒さで我慢が出来なくなり、別海(べっかい)あたりで休息。ドライブインで飲んだ1杯150円のホットミルクに救われました。

午後2時頃には羅臼着。朝から食事をしていなかったので、ここでもまた道の駅「知床らうす」に立ち寄りました。ここで知床峠から下ってきたライダーに出会い、彼から知床峠は霧で何にも見えなかったという話を聞きました。そもそも寒さで今日はもう限界に近かったこともあり、これで宇土路まで行かずに羅臼泊とする決心がつきました。彼曰く『この時期の北海道は、東京での真冬装備が絶対必要!』とのこと。いくら知らなかったとはいえ、真夏の格好にレインウェアを着ているだけの装備はちょっと無謀だったようです。

ということで、雨の日のツーリングは写真を撮ることが出来ません。いきおい文章だけの旅行記になってしまいます。悪しからず。m(._.)m

さぁ、今晩は温泉三昧だぞぉ!がはは!