9月24日 根室−別海−標津−羅臼−(知床峠)−ウトロ−斜里−小清水−美幌−(阿寒湖畔)−阿寒−釧路−白糠−浦幌−晩成温泉(本日の走行距離497km・累積走行距離2,805km)
今晩泊まっているのは大樹町「晩成温泉・原生花園」。
昨夜寝についたのは朝の4時でしたが、海鳥の鳴き声がうるさくてしばらく寝られませんでした。何だかどこかで体験したことがあるような・・、と思ったら、「ReturnToFoever」でした。(^^;)#わっかるかなぁ、わっからねぇだろうなぁ。
目覚ましの力を借りることなく、6時半に自然に目が覚めました。外は真っ青な空!知床峠越えを今日に延ばして大正解!今日は昨日の分まで走る予定。時間がタイトなので7時45分にホテルをチェックアウトしました。
9時前、別海(ベツカイ)あたりを巡航中に素晴らしい景色に遭遇。思わずバイクを止めて写真を撮りました。国後島がクッキリ見えます。
10時過ぎ、羅臼側から登った知床峠6合目付近にたくさんのクルマが止まっていました。ビューポイントなのでしょう。私もバイクを止めて記念撮影。国後島が大きく見えました。
(左)10時半には峠に到着。国後島は見えますが、肝心の羅臼岳が雲に隠れて見えません。強風と寒さでちぎれそうになっている耳を我慢しながら、吹きっさらしで45分も待ちましたが、結局観ることが出来ませんでした。残念っ!
(右)11時半、峠越えをしウトロ港に降りてきました。振り返ると越えてきた峠がキレイに見えました。峠とここの高低差は740mほどあります。峠は真冬でしたが、ここはポカポカしています。計ったわけではないので何とも言えませんが、実気温で15〜16℃、体感温度なら25〜26℃の差に感じます。
12時半頃、釧路本線の中斜里駅から500mのところを通過。休憩がてら駅に行ってみました。無人駅です。ちょうど12時33分発、緑発−網走行きの鈍行が入ってきました。
(左)中斜里駅ホームから網走方面を望む。
(右)ちょっとアップにしてみたら、私がこんな形で映っていました。(^^;)
14時過ぎ、R240を美幌から津別へ南下中、相生ということろで「あいおい物産館」という標示を発見!休憩です。バイクを止めたら暑いこと!ジャケットのダウンのインナーを取り外し、この旅行初めてのソフトを買いました。今までずっと寒くてソフトどころじゃありませんでしたからね。
またここは、旧国鉄・相生線の終着駅「北見相生駅」があった場所だそうです。「あいおい物産館」の裏には相生鉄道公園があり、旧駅舎や数両の客車や貨車が展示されていました。
18時半、今晩の宿、晩成温泉「原生花園」に到着。浦幌町あたりでR38と分かれ、R336に入ったあたりまではよかったのですが。それからの約35kmが長かった!(>_<) 辺りは暗くなってくるし、最初の10kmは田圃のなか、あとの25kmは真っ暗な山道で、行く手に本当に今晩の宿があるのか非常に不安になりました。この暗闇ですが、経度のせいで東京の18時とこちらの18時が違うことを実感しました。
(左)暗闇のなかに何かの施設のような灯りが見えたときには、正直ホットしました。正面玄関から入っていってチェックインしましたが、驚いたことに、この棟にはフロントと食堂、浴場はあるものの、宿泊設備ではないんだそうです。宿泊は道路を挟んで向かいの宿泊棟で、とのことでした。
(右)これがその宿泊棟、「宿泊施設・原生花園」です。フロント+食堂+浴場棟とは、道を挟んだ向かい120〜130歩の距離にあります。玄関の上には「大樹町学童農園施設・学童農業研修センター」の文字もありました。
これが宿泊棟1階。マジに研修宿泊施設な感じです。ここのフロントは当然無人。インターホンがあり、押すとフロント棟と繋がります。
(左)これが今晩の私の部屋「3.クロユリ」。ちょっと変形ですが12畳以上あります。スペース的には16畳という感じです。ここを一人で占拠しています。窓際には4.5m以上の長い温水ヒーターが備え付けられています。
(右)押入を開けたら布団が6組も・・。ってことはここは6人部屋なのね。(^^;) 部屋の入り口からして研修施設チックでしょ?
(左)フロントの奥には、『晩成温泉は高濃度ヨード泉/産総研』『日本で殆ど例がない』『殺菌、皮膚病に効果期待』『濃度ケタ違い/殺菌作用、高血圧に』という新聞の切り抜きが貼ってありました。
(右)茶色く濁った「湯」です。深く息を吸い込むとアンモニアの臭いがします。でも風呂上がりに120〜130歩もオモテを歩くなんてねぇ。冬なら湯冷めしちゃうぜ!
暗くてよく分かりませんが、ここは海沿い(海際?)にあります。窓(当然2重窓ね)を閉めていても、ゴォーーッという海鳴りが聞こえます。部屋といい、海鳴りといい、臨海学校を思い出します。そして明日の朝食は当然食堂のある向かいのフロント棟で。もし雨が降ってたら寒いなかを傘さして行くんでしょうね。トホホ。